まさか!?熟年離婚の実態〜50代男性が知るべき3つの理由と対策

こんにちは、直人です。ここ数年、仮想通貨にはまっている50代のエンジニアです。最近、熟年離婚という言葉をよく耳にするようになりましたね。実は私も、数年前に夫婦関係の危機を経験しました。

今回は、増加する熟年離婚の実態と、その理由について詳しく見ていきます。特に、我々50代男性が直面する役職定年問題や、コロナ禍での生活変化が与える影響など、身近な話題を中心に解説します。

この記事を読めば、熟年離婚のリスクと対策がよくわかるはずです。なんて断言はできませんが、そんな意気込みで書きました。一緒に、幸せな夫婦生活を維持する方法を考えていきましょう。

目次

熟年離婚の現状:驚くべき統計

熟年離婚、つまり結婚20年以上の夫婦の離婚が増加しています。厚生労働省の統計によると、2022年の離婚件数は約18万件。そのうち、同居期間が20年以上の夫婦の離婚が全体の23.5%を占め、過去最高を記録しました。

厚労省:人口動態統計月報年計(概数)の概況pdf

私の周りでも、最近離婚した夫婦が何組かいます。長年連れ添った夫婦が別れるのを見ると、正直ショックを受けます。「あんなに仲が良かったのに…」と思うこともありますが、表面上の仲の良さだけでは長続きしないのかもしれません。

特に注目すべきは、同居期間20年以上25年未満の夫婦の離婚が約1万9000件、25年以上の夫婦の離婚が約1万2000件もあるという点です。これは、子育てが一段落した50代以降の夫婦に、大きな変化が訪れていることを示しています。

私たち50代の男性にとって、この統計は他人事ではありません。長年連れ添った妻との関係を見直す良いきっかけになるかもしれません。次のセクションでは、なぜこのように熟年離婚が増えているのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

熟年離婚が増加する3つの理由

熟年離婚が増加する理由は、主に3つあるようです。これらの要因を理解することで、自分たち夫婦の関係を客観的に見つめ直すことができるでしょう。

1. 女性の社会進出と経済的自立

まず挙げられるのが、女性の社会進出と経済的自立です。私の妻も、子育てが一段落してから再就職し、今では立派なキャリアウーマンです。女性が経済的に自立することで、不満のある結婚生活に我慢せずに離婚を選択できるようになりました。

これは決してネガティブな変化ではありません。むしろ、夫婦がお互いを尊重し合える関係を築くチャンスだと捉えるべきでしょう。私自身、妻の仕事を応援することで、お互いの理解が深まったと感じています。

2. 役職定年による収入減少と価値観の変化

次に、役職定年による収入減少と価値観の変化があります。50代後半で役職を降りることで、収入が大幅に減少するケースが多いのです。私の会社でも、役職定年制度があり、多くの先輩たちがこの問題に直面しています。

収入の減少は、単に経済的な問題だけでなく、夫婦関係にも大きな影響を与えます。「稼ぎ手」としての自信を失った夫と、将来への不安を感じる妻。この状況をうまく乗り越えられない夫婦も少なくありません。

コロナ禍による生活環境の変化

最後に、コロナ禍による生活環境の変化です。在宅勤務の増加により、夫婦が一緒に過ごす時間が急激に増えました。これは、良くも悪くも夫婦関係を見つめ直す機会となりました。

私の場合、最初は戸惑いましたが、妻と一緒に家事を分担したり、新しい趣味を見つけたりすることで、むしろ関係が深まったと感じています。しかし、中には「こんなに一緒にいると息が詰まる」と感じる夫婦もいるようです。

これらの理由を踏まえると、熟年離婚は単に「仲が悪くなった」だけでなく、社会の変化や個人の価値観の変化が大きく影響していることがわかります。続いて、これらの問題にどう対処すべきか、具体的な方法を見ていきましょう。

熟年離婚を回避するための3つの対策

熟年離婚のリスクを認識したところで、では具体的にどうすれば良いのでしょうか。ここでは、私自身の経験も交えながら、3つの対策を紹介します。

1. コミュニケーションの質を高める

まず最も重要なのが、夫婦間のコミュニケーションの質を高めることです。長年の付き合いなんだから「言わなくてもわかるだろう」という思い込みは禁物です。私も以前は、仕事の話をほとんどしませんでしたが、今では毎日の出来事を妻と共有するようにしています。

具体的には、毎晩30分程度、お茶を飲みながら今日あったことを話す時間を設けています。些細なことでも構いません。大切なのは、お互いの気持ちや考えを理解しようとする姿勢です。

2. 共通の趣味や目標を持つ

次に、共通の趣味や目標を持つことをおすすめします。子育てが一段落した50代は、夫婦で新しいことにチャレンジするチャンスです。私たち夫婦の場合、最近始めたのがサーフィンです。休日に一緒に海に出かけ、波に乗る楽しさを共有しています。

共通の趣味があると、会話の話題も増えますし、お互いの成長を喜び合えます。また、将来の夢や目標を語り合うことで、二人で歩む人生の方向性を確認し合えるのも大きなメリットです。

ちなみに福岡のサーフィンスポットといえば、やはり糸島です。若い頃は足繁く通いましたが、サーフィン以外にもとても魅力的なエリアです。

3. 経済面での協力と理解

最後に、経済面での協力と理解が重要です。特に役職定年後の収入減少は、夫婦関係に大きな影響を与える可能性があります。我が家では、家計の見直しを一緒に行い、将来の資金計画も立てました。

また、お互いの資産状況を隠さず共有することも大切です。「もしも」の時のために、各自の年金や貯蓄状況を把握しておくことで、将来への不安も軽減できます。

これらの対策は、一朝一夕には効果が出ないかもしれません。しかし、継続的に取り組むことで、夫婦関係はより深く、強くなっていくはずです。熟年離婚は決して避けられない運命ではありません。むしろ、これを機に夫婦関係を見直し、より良い関係を築くチャンスだと捉えてみてはいかがでしょうか。

まとめ:幸せな熟年夫婦を目指して

熟年離婚の増加は、確かに私たち50代夫婦にとって無視できない問題です。しかし、この記事で見てきたように、その理由を理解し、適切な対策を取ることで、むしろ夫婦関係を深める機会にもなります。

女性の社会進出、役職定年、コロナ禍での生活変化。これらの変化は、確かに夫婦関係に影響を与えます。しかし、コミュニケーションを大切にし、共通の趣味を持ち、経済面での協力を進めることで、これらの課題を乗り越えられるはずです。

私自身、数年前の夫婦関係の危機を乗り越え、今では妻とより深い絆で結ばれていると感じています。皆さんも、この記事を読んで「うちの夫婦大丈夫かな」と不安になるのではなく、「よし、もっと妻と向き合おう」と前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。

熟年離婚は決して恥ずかしいことではありませんが、長年連れ添った伴侶との絆を大切にすることは、人生をより豊かにしてくれるはずです。これからの人生、妻と共に歩む喜びを再確認し、幸せな熟年夫婦を目指していきましょう。

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